干し柿は柿の果実を乾燥させた食品で、ドライフルーツの一種です。
ころ柿(枯露柿、転柿、ころがき)、白柿(しろがき)とも呼ばれています。
日本、朝鮮半島、中国大陸、台湾、ベトナムなどで作られています。
干し柿に用いられる柿は、そのままでは食べられない渋柿であり、乾燥させることにより、渋柿の可溶性のタンニン(カキタンニン、シブオール)が不溶性に変わって(渋抜きがされて)渋味がなくなり、甘味が強く感じられるようになります。
その甘さは砂糖の約1.5倍とも言われています。
エネルギーは高く、干し柿1個(30g)のカロリーは83kcalで、バナナ100gとほぼ同等で、エネルギー補給の効果が高いと言えます。
また、炭水化物、脂質が多く、ミネラルはカリウムとマンガン、ビタミンではビタミンAを多く含んでいるなど栄養価の高い食品です。
干し柿の表面を白い粉が覆うのは、乾燥させたことによって糖分がしみ出たからです。
粉が多いほど、糖度が高いということになります。
干すことでタンニン細胞が変化し渋味が押さえられ、糖分濃度が増すので、古くから甘味食品として重宝されたようです。
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