西条柿の歴史は古く、16世紀半ば、毛利氏と尼子氏の覇権争いが行なわれていた頃、西条柿はすでに干し柿として
加工され武士の保存食料として珍重されていたそうです。
本格的な栽培が始まったのは昭和初期からで、昭和30年代にドライアイスの渋抜き技術が普及するとその品質は飛躍的に向上しました。
西条柿の名前の由来は、広島県東広島市の「西条町」ともいわれていますが定かではありません。
ただ東広島市の「西条町」の長福寺には西条柿にまつわる由縁が書き残されていると聞きます。
西条柿は中国地方特有の品種で全国的にみても非常に珍しい柿です。
その特徴はなんといってもその味と形です。 果実は縦長で側面に4条の溝があります。
色はあまり濃くはありませんが、果肉はとても緻密で硬くなくとは言っても柔らかいというほどでもなく、
やさしく口の中で崩れる感じで、糖度が高く甘くなります。
ただ、日持ちがあまりしないタイプで、渋抜き後出荷されたものは数日で柔らかくなってきます。
渋抜きされた西条柿は、常温だと1〜2日、ビニール袋に入ったまま袋の口をきつく縛り冷蔵庫で保存した場合4〜5日程度でやわらかくなってきます。
実がやわらかくなる前に召し上がりたい方は、早めにお召し上がりになることをお勧めします。
西条柿の形は、側面に深い溝が入っているため、一般的な柿やリンゴのように果実をまわしながら皮を剥いて行くことは出来ません。
皮をむくときは、まず溝に沿ってナイフを入れ、縦に4等分に櫛切りしてから、それぞれの皮を縦に剥いていくようにすると綺麗にむけます。
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